ほんとにあった怖かった話

数日前の深夜1時にことははじまった。
"ピンポン"とインターホンが鳴る。
寝ようとしてこたつで温まりウトウトしかけてたが、深夜の訪問者にちょっと怖かった。インターホンを覗くと男性である。それを見ただけで怖くなり応答せずにいると、その男性は何度もインターホンを鳴らすのだ。
"ピンポンピンポンピンポン"…コワイ。
きっと出るまで鳴らしまくるオトコだろうとこわごわ返事をした。
"はい"
"警察です"
血の気が引いた…。
"あなたのクルマのクラクションがなりっぱなしだから、クルマのキーを持って出てきてくれる?"
"え"っ⁈嘘だ"
そしておまわりさんとクルマにいったら間違いなくわたしのクルマからクラクションがなりっぱなし…。おかしい。
これって怪奇現象じゃない⁈
とりあえずクラクションを押したら鳴り止んだ、ホッ。
「わたし2時間前にごぼうを落としてて探しにきたときは、クルマのロックをして部屋に戻るまでクラクションは鳴ってなかったんです、、私の部屋には全く音が聞こえませんでした。」オロオロ…。
イタズラではないのは確実だし、なんなんだよ~、、コワイ。
どうやら近所からの通報があったようだが、簡単に鳴り止んだのでおまわりさんも笑いながら帰っていきました。

外は深夜で寒くカラダが冷えてしまったので再びおこたでぬくぬく温まり、ベッドに移ろうとウトウトしていた。

深夜2時すぎ、またインターホンが鳴る。ピンポンピンポン。
わたしは予想ができたのでインターホンに応答し、
「またクラクションが鳴ってますか?」
警察:そうなんです…。

いくとまたしてもクラクションがなりっぱなし。なんで⁉
そしてまたクラクションをひとおしすると鳴り止んだ。
さすがにコワイ、がどうしたらいい?
おまわりさんは
「こんな寒いなか君に凍えながらクルマで寝ろとはよう言えない。また通報があったら電話するからそれであなたにおきてもらうしかないね、この時間だし…。」
さすがに三度目は迷惑かけられない…。二度あることは三度あるに違いない、でもアタマではどうしていいかわからない。
「・・・。また鳴りますよね…わたしどうすればいいですか?」
「君のクルマだからしょうがないよね」
・・・確かに、ほんとそうだ。私に責任がある。
そこでひらめいた。
「とりあえず、自動車保険のロードサービスに問い合わせして応急処置ができないか訊いてみます。ご迷惑おかけしました」
二回目は別の署のおまわりさんだった。「電話するからそれでまた起きてとめてもらうしかない」っていってくれたのは優しい思いやりを感じました。
しかし、1時間おきにびーびーなりご近所をおこすワケにも、わたしだって1時間おきにおきたくない!

でロードサービスに希望をもった。
24時間体制のロードサービスのコールセンターは若い優しい女性でした。声だけでもほっとしました。
応急処置は対応できるというので手配してもらった。

手配された担当者の方にも原因はわからないそう。しかしあえてハンドルは怪しいとおっしゃっていた。
しかし担当者さんも
「怪奇現象かもしれませんね」
という、ほんまにそれも考えたくなる。

とりあえずクラクションの電気が流れないように応急処置してもらいまして、再び自動車屋さんに診察にいくはめになりました。

そして、
いまだ原因は解明されていない…