クリスマスケーキ

わたしの子供の頃のクリスマスって、とりあえず大きなケーキをみんなで食べるのがとっても楽しみだった。
クリスマスプレゼントなんて10歳くらいからはなくなっていて、とにかくケーキがあれば我が家はクリスマスだった。イベントごとには簡素な家庭だったんです。
あとはわたしがツリーを飾るくらい。
サンタを信じて靴下を枕元において寝ても、プレゼントが入ってるなんて夢のようなことは一切なかった。

さて、今年はケーキどうしようかと思いながらも買うつもりもなく過ごそうとしたら、イブの夜に兄ちゃんから会社からケーキをもらったから男ひとりじゃ食べれないというのでいただきました。
某パンメーカーパ○コの一般的なケーキなんだけど、大味でくどいんです。
彼と2人でこんなに食べれないなと思ったら、彼は甘いものなんてほとんど食べないくせにたべきってくれました。
ケーキをこんなに食べたのは10代以来だともいっていました。

ふだん味にはうるさい彼だから、今回は残るけどしょうがないな、人様にあげるわけにもいかない。と思ってたのに何故彼は無理して完食したのかな…?

「作った人とせっかくくれた兄ちゃんの気持ちがこもっとるから残せない」
と口にケーキを詰め込んでいた。

うーん、彼ってとても男らしい、人情のヒト。
もうひとつ、来年は兄ちゃんからもらわないようにしようっと。

最後に、ケーキは甘みと酸味のバランス、ホイップの質のよさ、生地の上品さが決めてかな。