成人式への想い

先程、兄ちゃんに貸したわたしの振袖が帰宅した。
2週間前にきゅうに電話が入り、「連れの子が成人式に着る振袖がないんだけど、持ってるか?スーツでもいいんだが…」

わたしは振袖を持っていた。
実は、13年前。当時貧乏な我が家には振袖なんか買ってもらえないということと、わたしもそこまで興味がなく買うつもりなんてさらさらなかった。
しかし両親と見に行くだけ見に行こうといったら最後、振袖をいろいろ試し、魅せられていく自分がいたのである。
そして深い青色の着物に袖を通した時、たまらなく欲しくなってしまった、値段は30万円、わたしには十分大金だった。
わたしはそれでも高価な買物だとやっぱりやめようと、あきらめようとした。
しかしお金のことをちっとも深く考えないちゃらんぽらんな両親は買え買えという。・・・どうせローンでしか両親は買えないくせに!とよくも軽々しくいうもんだとは思った。
しかし、わたしは成人式の意味を考えた。それは、
"一番若くて綺麗な晴れの姿は、一生に一度しかないんじゃないか"ってこと。です。
おばちゃんになっちまったら振袖なんて着るにも着れない。
女性としての一瞬の華やかな晴れ姿だと思うと、機は二度とないんじゃないかって。そう思ったワケです。わたしも女の子なんだ(笑)、思想はね。
で、自分で購入しました。わたしは高校を出てすぐに社員で働いていたから、ちょうど夏のボーナスが30万円くらい入るなってアタマがあったからです。
両親は何故かご満悦。わたしは計画になかった買物に大出費だったが、今振り返るとやっぱり購入してよかった。
だってまだ独身だから着れちゃうやん(笑)成人式と一応結婚式に4回、計5回着たし、また着るかもだし。(許されるやろか(汗)

オトコのヒトからみるとよさがわかんなくてもったいないとか、レンタルでもいいやん⁉って考えるヒトもいるかと思う。
確かにレンタルでもいいと思います。
レンタルも10万円はするだろうし。
しかし、スーツってのはやはり淋しいかな。

こんな時代だから、20歳そこそこの女の子を持つ方には振袖なんてなかなか大変です。
しかしできたら借りてでも、一生に一度きり、お嬢さんの晴れ姿を残してあげて頂きたいなって思います。

わたしから~成人式への想いでした☆彡