ガン保険は売らない その2

医療保険のガン診断給付金はできれば100万円付けたいところです。ただこれは入院日額に比例してますので、入院日額5000円の設定が必要なケースがほとんどです。でもガン保険に入らなかったと思えば医療保険は多少手厚くしてもいいと思います。
医療保険ならどんな病気でも入院すればまずでます。

ちなみに先進医療特約ですがこれも医療保険でまず加入してほしいです。
先進医療って?参照☞先進医療のススメ その1 - 素晴らしき日 〜 One fine day
現在、先進医療技術で日本で一番治療を受けているのは白内障の手術です。これは一般の手術よりよりくっきり格段に見える為、先進医療での治療がとても有効です。老人になると多くのヒトが白内障になるケースがありますからね。
これはガン保険の先進医療特約では保障されません。白内障はガンではないからです。
なので医療保険で入っておくことがまず先決です。

そしてもうひとつ医療保険でガン診断給付金をつけておくとお得なポイント。
それはガン保険のガン診断給付金と医療保険のガン診断給付金の保障内容はだいたい同じということです。
チェックしてほしいのは?
❶上皮内ガンでも満額給付
*上皮内ガン?とは浸潤しない軽度のガンです
❷ガンの再発や二度目のガンと診断されたら2年に一回を限度に再びガン診断給付金がもらえる
アフラックガン保険は上皮内ガンは10%の給付金しかもらえません
*またアフラックは二回目の診断給付金はありません

この2つです。ただ会社によって細かく微妙に違うのは、2回目のガン診断給付金は入院が必要と謳ってある会社もあれば、初回同様、ガンと診断されれば保険金がもらえる会社もありますからよくパンフレットや約款を読んで下さいね。


さてさて、これまでは第三分野の医療保険においてガン保険の必要性の可否をざっくりお伝えしましたが、まれに必要な方もみえます。それはどんなヒトか?

・すでに医療保険に加入しており、加入した年齢が若い頃で保険料金が安い為、あらたに医療保険に加入すると保険料が高くなるヒト

医療保険加入後に病気をし、あらたに加入すると医療保険の申込時の告知で引っかかる為見直しできないヒト

医療保険の告知が昨今ノックダウン方式で厳しい為、ガン保険なら加入できるヒト
*一般的にガン保険の告知は医療保険より緩和されています

*告知って?☞生命保険に加入する際には基本的に過去の病歴などを告知書に記載しないとなりません。最近では過去5年間の医師の診察・投薬・手術などを受けた事実には告知が必要です。
会社によって微妙に違いがありますが、厳しい会社だと風邪で一週間分のクスリを処方してもらっても告知が必要な保険会社もあります。
昨今の告知書は厳しい審査になっている傾向があります。
また過去に加入を斡旋して生命保険を売るだけの大手保険会社があり、告知義務違反で保険金が支払われない問題があったからです。

ちなみに掛捨てでもやっぱり手厚くほしい方、保険にお金をかけれる方にはガン保険を勧めないワケではありません。が、うちにみえるお客様は倹約したい方が多いかな(笑)。

ではまた次回へつづく