今エベレストの頂きへ

今年も一年、無事に過ぎようとしています。
わたし自身は、厄年だったかな〜と思い当たること、失業をし、新しい仕事、出逢い、恋愛、お金がたまったと思ったら高額な出費が続出…いろいろありました。
でもまだいろいろ起こるのはこれからですよね。両親は歳を重ねるごとにカラダが弱くなる、自分もパートタイマーだから不安定だ。
でも、なんとか前に進むしかないんですよね。だから前に進もう、そう考えるようにしようっと(笑)

話はかわるんですが、最近の子供たちは忙しいなあと感じます。
塾の通りは22時すぎまで中学生やら高校生が窓からみえる。
塾は不景気なのにもかかわらずまたポツポツと増えていきます。
わたしは塾は嫌いだった。通学にかかる時間を勉強にあてたいほうがいいじゃんと考えてた子だったから、うちで勉強する子供でした。そのかわり問題集を買いまくってこなしていた。ただ中学の受験前、数学が大キライすぎて悪かったからこれはまずいと両親に数学だけ一年塾に行かせてもらいました。中学生であっても、自分に足りないトコはちゃんと判断ができたと思うんです。
子供が自ら行きたいというなら、親なら通わせてあげたいですよね。だからみなさんが子を持つ親であるなら、子供に選択させることを尊重して欲しいです。
あの塾の光の中にいる子供たちが、自らの意思や選択で臨んでいることを願っています。
決して親が行きなさいと強制させたりしてはいけません。
あまりに勉強しなくて心配なら、
「お母さんは勉強できなくてもいいと思う。でもきちんと卒業だけはけじめとしてするべきだと思う。そして自分で生きていけるならいいと思うわ。あなたはこれからどうしたいの?」
なんて訊いてもいいかなとも思います。
子供は自分が選択しなかった進路には、責任感がもてない確率が高くなるからです。
子供が、「僕はこの高校へ行きたい」
親が、「ダメだ、こちらに行きなさい」
この子にとって確かな選択なのでしょうか?
子供ながらに必ず自分が決めたことや選択したことに責任感を持っています。
んじゃお金がないのに、高額な私立やらに行きたいと言われたらどうすんだ⁉って
それも包み隠さずありのままの姿をふだんから伝えて欲しいと思います。
高額でもやっぱり行きたい、でもお金がない。親子で悩み、最後は子供にまかせたいところです。奨学金なり、学資ローンなり。はたまた進路を変えることも子供の選択になります。だって自分の人生だもん。
参照☞入学支度金 - 素晴らしき日 〜 One fine day
ダニエルカールさんのお金のはなし - 素晴らしき日 〜 One fine day
わたしの学生の頃は公立高校は月謝が安いけど、私立高校は学費が高い!ってイメージがみんなかなり備わっていた。だからなにがなんでも高校は公立高校に行かねばと思ったもんでした。
両親も三人兄弟妹公立高校で助かった〜って言っておった。
私は公立高校の英語科へ進学、思う存分陸上をできたが成績はガタ落ちした。だから進学しないことは自分なりにカタがついたというか整理ができたんやと思います。
だって自分が選択した高校に行き、勉強しなかった私が悪いやん。
今でもふと思います。あのままみてくれを気にして短大へ進学したら、辞めていたなって。

自分が行きたいと進学し、自分で途中で辞める子供もいます。卒業できなかったことは残念ですが、自分で選択したことに悔いはないからその後は一生懸命働き、自立して生きています。
結果ではなくてはじめに子供に選択させることが、失敗したりまっとうできないときも強く生きていけるような、わたしの周囲の友人をみていると、そう感じさせてくれるのはあきらかです。

自分が落ちこぼれだ、勉強ができない。そんな想いでたまらなくなったら、こちらの著書をオススメしたい。

落ちこぼれてエベレスト (集英社文庫)

落ちこぼれてエベレスト (集英社文庫)

野口健さんは現在エベレストです。すでに下山に入っているそうです。
今年最後のふりかえりは、野口健さんのお父さんの言葉、そしてそれで救われたその後の野口健さんの生き様を少しだけ紹介して終わりにしたいと思います。ではみなさん、よいお年を☆彡
違いのわかる男 〜アルピニスト 野口健 vol.1 - 素晴らしき日 〜 One fine day
落ちこぼれてエベレスト〜アルピニスト 野口健 vol.2 - 素晴らしき日 〜 One fine day