ダニエルカールさんのお金のはなし

昨年の11月、大垣フォーラムホテルにてダニエルカールさんの講演がありました。ちょっとブランクがあるから忘れてるんですが、記憶に残るところを一部ご紹介したいと思います。

ダニエルさんの話はまったく難しいものでなく、アメリカで育ったお金の教育の話や、日本に来てからのギャップについてでした。

ダニエルさんはアメリカカリフォルニア出身。お父さんからCHORE(チョアー)といって、幼い頃から家でお手伝いをすることでお小遣いをもらっていました。
というより、ダニエルさんはすでにこの時から働いてお金を稼ぐんだというしつけをうけていたそうです。
庭が広かった為、枯葉を掃除するのは大変だったとおっしゃっていました。
欲しい物ができると、お父さんに仕事をもらう交渉をしたり、時給UPを交渉したりして、CHOREをしてがんばって貯めて欲しい物を手に入れたんだそう。

そんな環境はダニエルさんちだけでなく、時給の違いがあるにしろ、どこの一般家庭でもなされたしつけだったそうです。

ダニエルさんは高校生で日本に初来日、大学生でも来日しています。
その際にある家庭にホームステイして驚かされたことがあります。
それはホームステイ先の高校生の男の子が、お母さんに「小遣いちょうだい」と発言したこと。
これにはビックリたまげたそうです。アメリカでは考えられない会話。日本のお金の教育のなさを痛感したそうです。

現実、日本は働かなくても親のすねかじりにくいついたりしてる同世代がいます。友人でもいます。
正直、健康なのに何年もそんな生活をしてる独身の友人をみると、贅沢を通り越して甘いなと思わずにはいられません。
脱皮するには、本人がやる気にならないとなんともなりません。

そこは、"お金のしつけ"という文化がない日本の欠点といえるでしょう。もちろん確率的な話であって、自立して生活しているヒトだってたくさんみえます。

生活保護の最高受給率を更新している今日、健康であっても仕事がみつからなくて受ける方ももちろんみえます。
これは不景気だからという理由しかり、やはり自分で自立して生きるチカラが備わってないことが根本原因な気もしますね。


ダニエルさんのお話で面白かったのが、ところてんがミミズにみえたこと。こんにゃくや豆腐がいもや大豆からできることにびっくり。かまぼこは消しゴムかと思ったそうです。

確かに(笑)