道標 〜 板室温泉 大黒屋 「保養とアート」

4.24撮影 雨があがりました

「保養とアート」に徹した独自のスタイルをテーマとする板室温泉 大黒屋

わたしが購入した数冊の本の中のひとつ"カラダの中からキレイになる宿" (JTBパブリッシング)に紹介されている宿です。
ではこちらのサービスに秘められる想いを、一部ご紹介致します。

〜旅館はジミがいい、というのは変でしょうか?
「ジミ」は「地味」と書きます。
文字通り「地」の「味」です。
心を休める旅館に華美な装飾や過度なサービスは必要でしょうか。
余計なものは加えず  地のままで味わい深い時間を提供する。
それが「いい」旅館だと思います。
そして「地味」とは
「地美」「自美」へとつながるのです。
美しいは与えられません。自分の体の声に耳を傾けてみる。
静かに自分自身と話してみる。
すると  今必要なものが見つかるかも。
疲れた体を癒すために必要なのは自分の治癒力を活かすこと。
そして
私たちがお手伝いするのは「自美」です。


庭におしげもなく焼き物を展示、手にとって触れることができる、囲炉裏もそばにありアートな湯呑みでお茶も頂きました 。
焼き物シロウトなわたしに、丁寧にお話ししてくれるお兄さんがまたいい感じです。


"胡豆昆" (こずこん)といわれる昔ながらの料理

わたしはごはんは一粒残らず料理と頂きました(おひつも)、しかも部屋食はありがたいこと。


チェックアウトの際に履物がそれぞれわかりやすく可愛らしく用意してある。
音譜は、喜ぶ喜ぶと書いて"喜喜の唄"だそう。
思わずケンケンパしたくなった♬

わたしが一番楽しみにしていたのは、"アタラクシア" (心の平安という意味) の黄土浴。
韓国では、薬効のある土として珍重されている。
大黒屋では、慶州東山産の最高級黄土を独自に輸入、アタラクシアの壁一面に施されている。
*誰も輸入したことがないため、大変手間がかかったそうです
室温40度弱、長くゆったりと居られるサウナです。わたしも朝晩入り1時間ほど、ウトウト寝ちゃった(笑)じわじわ〜って汗が気持ちい。
もともと大黒屋ご主人である室井さんが、韓国で体調を崩し「土の部屋で寝ていなさい」と体験され劇的に健康を回復したことがきっかけだったそうな。

にもかかわらず、友人は一度も体験しなかったんだと!勿体無い…。あなたが最近体調悪いからセレクトしたんだけど、、あ〜ぁ"。
そのかわり焼き物に釘付けに、これには驚いた。友人のテンションはあがりっぱなしなんだもん。
わたしには、友人とスタッフの方がいう焼き物を語る熱さが??でした(笑)


このさりげなくシンプルで、しかし心ゆき届いたおもてなしに、朝の高速道路:通勤割引を断念せざるおえなかったわたし。参りました。
せっかく岐阜から9時間かけてきたんだしね、ゆっくりとしたひとときを味わいたい。

料理のシンプルな味、生きな心遣いがたまらない。そんな素敵なお宿です。
またごはんもりもり頂いて、アタラクシアでごろんとしたいな。

*アタラクシアは土日は混みます、平日がオススメ、ゆっくりと体験できます
*大黒屋はもうひとつあります、こちらは板室温泉がつきます
http://www.itamuro-daikokuya.com/index.html