スーパーグリッド

 ソフトバンク孫正義社長は12日、モンゴルの投資会社ニューコム社と、ゴビ砂漠での風力・太陽光発電開発に向けた合意文書に調印した。都内で行われた調印式には、来日中のバトボルド首相も立ち会った。開発予定地は24万ヘクタールで山手線の内側面積40個分に当たり、東京都を上回る広さとなる。
産経新聞web newsより引用

SoftBank孫正義氏。昨日の発表にもあるように豊富な財力を用い、アジア規模最大のクリーンエネルギーに現在投資しています。

これをきっかけに、連載にてエネルギーや科学を検証してみましょ
しかしですね、あいもかわらずわたしはまだうちのTV地デジ化してませ~ん(笑)やで孫さん出演の3.11の報道ステーション SUNDAYはもちろん見れなかった。
こないだも月曜日の岐阜市への出張先で言われた…
「TV見れない人初めて会ったわ〜(笑)」てね。
そんなに貴重なんだ、はいはい。
結構イケますよ,オススメです。わたしは映画観れたらそれでいいかな♫

検証といっても、わたし薄学だし、学も歴もない(汗)
しか~し、三年前の派遣先が約5年間科学館でしたので、ちょっぴりだけ、マイブログに書くくらいはお話できるハズ(笑)
孫さんのいう"スーパーグリッド構想"ってなんか聞き覚えあるなと思ってたら、わたし科学館で説明してたんやった(苦笑)
ただ調べた限りではどうも孫さんのとは違うみたい。

わたしが知ってる"スーパーコンダクターグリッド"は科学用語である超伝導を利用した超伝導ケーブルのこと。なんやらサッパリわからんわね~、特に女性には。男性はぼちぼちご存知でしょうか。
超伝導の詳しくは、次回の記事にてゆっくりみてみましょ。わたしはこの超伝導の実験ショーも担当してましたから、難しいけど未来を感じずにはいられない科学なんです。

超伝導はざっくりいうと、"電気抵抗ゼロ状態"であることと、"マイスナー効果"というもの。
マイスナー効果についても次回記事でお伝えしますが,わかりやすくいうと"リニアモーターカー"が浮いてる原理です。

なので超伝導ケーブルを使うと、電気抵抗ゼロに近い状態で太陽光発電風力発電の電気を送電することができる、最低限の送電ロスで済むという。
ちなみにこの超伝導ケーブルは住友電鉄が開発してます。
その超伝導の実験でも必ず必要なのは液体窒素です。液体窒素とは,空気中に含まれる窒素という気体をうんと冷やすと液体になります。これを液体窒素といい、温度はー196度なんです。
*ちなみに冷たい世界の限界は絶対零度といいー273.15°Cです
ちょうど液体窒素ってアイスクリーム屋さんや料理に使われたり、缶のお酒?カクテルやったかわかりませんが、ー196°C!ってラベルにあったな。

わたしの知っているスーパーコンダクターグリッド構想は、
世界中の砂漠の約数パーセントに太陽光発電を設置
超伝導ケーブルで送電網をつなぐ
⇨昼間の太陽光発電の電気を夜の国へ、再び夜になれば昼間の国から電気を受けるという構想

これで世界中の電気が賄えるって説明してたけど、そもそも誰が計算してくれたんだろ?(苦笑)
今月下旬に古巣に応援にいくからもっかいちゃんとみてくるね(苦笑)

太陽電池の良い点
・砂漠は雨が降らず、太陽が一日中あたる
太陽電池パネルの一番発電する角度は太陽と直角になった時が一番発電します、砂漠ならどんな角度でも自由に設置できる
・パネルは硬化テスト済み、ヒョウが降っても大丈夫

太陽電池の難しい点
太陽電池は直流電流、世の中は交流電流、家庭で使うにはインバーターといって直流を交流に変換する装置が必要
・家庭一軒をもたせるほどの蓄電ができない、その為発電したらすぐに送電し使わなければならない
・夜は発電しない

孫さんのスーパーグリッド構想は海底ケーブルなんですが、超伝導ケーブル?ではないんでしょうか。
超伝導ケーブルだとかなり高額で維持費やメンテナンスもそうそう高いでしょうが。やるなら超伝導ケーブルじゃないと意味がないかな。

ただ気になるのは、、、
・他国のグラウンドである、これはすなわち政治的利害関係などが必ず起こる
・発電の買取値段、回収値段の行方
▷わたし的にね、
 孫さん+とりまきが設置に成功したとする
⇨孫さんがアジアの国に電気を売り、事業とすればいいのかな、って。クリーンエネルギーの推進には貢献、他国に設置した分にはもちろん補助金だしてないよね、にっぽん⁈
そうなれば維持管理も一民間企業がやれるのでシンプルでいい気がする。
政治的利害関係も全くなくわないが、政治がからまなければ最低限の倫理は保たれる、よ~な、、自信ないが。
ようはアジア大陸で発電した電気は日本には持ち込まない。日本は日本独自でやりましょう、ってなればリスクはなくない?って思うワケで…

今夜はそんな感じでここまでおやすみなさい