野村再生工場 最終夜

わたしが今回の記事で一番好きな部分はこちらです

ー愛情が人を動かし夢が組織を上昇させる

組織を強くするためには、人を育てなければならない。では、育成する上で何が一番大切でしょうか。それは"愛情"があるかないか。
リーダーの愛情とは、優しく接することではありません。ときには言いにくいことをはっきり言ってやることが必要です。監督が感情に任せて怒っているのか、自分のことを本当に思って叱ってくれているのか、選手も分かります。叱ると褒めるは同義語といいます。言葉に愛情なくして、部下に変わる勇気を持たせることなどできません。
そして、勝てる組織を創るためには、まずリーダーが明確に夢や希望を持っていないとダメでしょうね。まず、リーダー自身が自分の人生をどうしたいか考えないと。それが、組織全体に大きな影響を与えます。私自身はこれまで"弱者が強者に勝利する"をテーマに4球団の監督を経験しましたが、今となってみれば、一度は強いチームもやってみたかったと思います。強いチームではリーダーシップがどう違うのか、実感してみたかった。
今76歳で現役復帰はありませんが、まだまだ気持ちはあります。日本人は年齢で判断するけれど、年は関係ない。死ぬまで現場にいたいですね。

いつも考えていますよ,夢に向かって、今日を生きるのだとー

ある回覧記事より、野村監督インタビュー
参考図書:野村再生工場-叱り方、褒め方、教え方より


*おわりに*
三回にわたり野村監督インタビューをUPしました。
私がこの記事を読み終えた時、真っ先に痛感したのは、
"これってまさに今の日本にたらないものだ"ってこと。
政治・仕事・学校・家庭 ー社会に今必要な、真なるリーダーシップを行動にできていないこと。

ある意味では経済もそう、アジアの経済発展のもとには必ず"リーダーの条件"があるはずだ。
いっぽうで日本にいつしか欠けてしまった"リーダーの条件"
時代の流れも確かにあろうとは思います。でもね、やはり生き残るのだっていうチカラをつけるには"弱者を強者"に、そして強いチームを創ることができないと未来は乏しい。
その根底には、人と社会への愛情が必要だってこと。

映像の中で野村監督は言っています
「人は何しに生まれてくるんだ?一回だけそれを考えろ。」
"人は世のため人のために生まれてくるんだ"って。

んー、私が上司や監督を選べるならば、ひまわりは華やかだけど、
月見草がいいなって思う。

皆さんは何を痛感しましたか?