野村再生工場


最近、会社の回覧でなんて名前かも忘れたし記者の名前も忘れちゃったんだけど、野村監督のインタビュー記事に目が止まった。あまりに大事なエピソードに私は思わず裏紙コピーしていた。
では一部ご紹介します☟

「リーダーの条件」

ーリーダーに対する信頼が、チームへの自信へと変わる

私は野球しかできない社会オンチです。でも監督・リーダーの手腕が何かと問われたら、それは"一丸となること"だとずっと考えてきました。理由は簡単。つまり野球は"団体競技"なんです。いろんな個性が集まりプレーする訳だから、皆が同じ方向を向き、同じ気持ちで臨んでいるかどうかが一番大事。
少年野球の指導を3年間やったときのことです。"野球の原点は少年野球にある"と確信しました。要するに少年達は非常に純粋で、監督を全面的に信頼している。だからリーダーシップも発揮しやすい。反対に私自身が間違うとチームも方向性を見失うため"間違ったことを教えていないか?"と常に自問自答していました。そんな日々の中で自然に生まれたのが"信"でした。"信頼" "信用"がお互いの間に生まれました。少年達には私の信頼に応えようと、選手としての"自覚"と"責任感"が芽生え、それが練習への"意欲"となり、試合で結果を出すことで"自信"となっていった。
突き詰めれば、"人を育てることは、自信を育てること"です。私の好きな言葉"信は万物の基(もとい)と成す"は、信頼が全ての基本ということ。そこに尽きるのではないでしょうか。

ー"信"を忘れた個人の功は必ずしもチームに貢献しない

礼儀というのは大事ですよ。野球の監督というのは、まず挨拶をきちっとさせるところからやる。先ほどの"信は万物の基(もとい)を成す"という言葉も、"まず礼節をもって実行し、信義によって完成する"ということ。礼節を尽くす。その上で信頼を育むのです。その意味では、アマチュアより、プロの方が難しい(笑)。
プロというのは皆、いい結果を出して人に認められたいと思う気持ちが人一倍強い。だから考え方も自己中心的になる。例えば、ホームラン王になること=チームに貢献することと思ってしまう。ところが、これが錯覚なのです。野球というのは一球一球で状況が変わるもの。それぞれの状況下で"自分が何をすべきか"という答えは常にある。そのとき、個人の成績にこだわっていると周りが見えなくなり、チームの目指す"勝利へ"という目標から離れてしまう。"団体競技"では、全員がチームの目標を理解し、自分の役割を認識して臨むことが大事なのです。

*あとがき*
私、スポーツといえば陸上しか見ないし野球もぼちぼち応援するなら中日ドラゴンズ、ってほどです。
野村監督の印象てば、Dr.スランプアラレちゃんにでてくる"ニコチャン大王andニコチャン家来"になんとな~く似てる(笑)?よーな。(叱られちゃいそ (大汗)
☞ニコチャン大王andニコチャン家来知らない方へ http://www.ocn.ne.jp/anime/animejan/arale/chara.html
なんかとてもユーモアのある人って思ってた。けど、監督の言葉にはフツーの人なら隠す言葉でもありのまま口にされるトコがおもしろい。
何をいうべきか、を反射的にさらっといえちゃうとこ、さすがですね。

※参考図書〜野村再生工場-叱り方、褒め方、教え方より …ってコピーに手がかりが