旅を買うこと

最近、懐かしい友人からメールがあった。
彼女,愛知県豊田市(浅田真央ちゃんちの近く)に住んでる。
もう何年会ってないか?…ん、とうに11年位会ってない、、、。
しかし彼女とは素敵な想い出があるんです。
それはドイツ・オーストリアのロマンチック街道へ一緒に旅した仲だから。この旅の記憶はまだ鮮明です。
独り暮らし始めてからは海外旅行はさっぱり行けなくなったけど、今思うとなーんも考えずにぱーっと趣味にお金を使えるのは若かったな。
あんときは私がいきなり誘ったから、ずーずーしー女よね。ゴメン(笑)
しかし改めて、ついてきてくれてありがとう。嬉しかったです。

まだあの頃は小牧空港、朝は早くて寒いし。でもとっても安かった‼(笑)確か8日間で168000円、しかもANAのツアー。素敵♬

なんといっても第一の難関はツアーにおいてかれたこと(苦笑)これはなかなか皆さんないんじゃーないでしょうか。
ANAは国内線を駆使してツアー人数を集めて一箇所にまとめることができるんです。だもんで、北海道やら全国の地域からツアーに参加してた。
私達は小牧から成田まで往復セット込み。しかも、帰りは成田から小牧の便が無い為全日空ホテルが無料で利用できた。ラッキー♬
*こーゆーのを無駄な時間と思わず得したと考えるあたり貧乏性よね…
トラブルは飛行機が成田に着陸できなかったこと。え"、おいおい大丈夫かいな、かなわん。
成田の空は難しく、空軍の空域が有り結構制限されてるそう、いわば縄張り。丁度その日は寒くて空の霧が深く、着陸できずにパイロットはぐるんぐるんしてたわ。
そしたら羽田空港に降りるアナウンス…。ツアーはまにあうのか⁈
羽田空港からバスで成田空港へ。はーいツアーの皆様お待たせー、、、いや。みんな行っちゃった(大汗)
ANAアテンダントは汚名返上すべく、私達と走る走る。
「ロンドン行のお客様は皆さん搭乗して待ってくれてます。一緒に頑張って走って下さい。」
ツアー当初はフランクフルトへの直行便。それがロンドン経由になった。

長い飛行機の旅って、行きはだいたい興奮して寝れないんだけど、帰りは寝て終わるってパターンな私。
何気なく次降りるイギリス、ロンドンにある世界最大の利用者誇るヒースロー空港の見取り図を見てた。
だってツアーにはおいてきぼり、私と友人で乗り継ぎしなきゃならん。紙切れ一枚で。
当時ヒースロー空港は降りるターミナルと乗るターミナルが別だった。降りたら英語の案内板見て、バスに乗り、搭乗ターミナルへ。普通にここまででも不安で不安で。
チケットは無い。ANAからは紙切れ一枚もらっただけだし、説明もなかった。だからなんの飛行機乗るのかも知らなかった。でも搭乗カウンターにはブリティッシュエアエアウェイズしかなく(確か…)そこに紙切れ一枚を出した。「Ticket please」こう発したらちゃんと搭乗券を出してくれた。
飛行機はルフトハンザ航空、ドイツの航空会社。当初は乗るはずのなかった飛行機。ルフトハンザは世界一安全な航空会社と称されています。ドイツの緻密で、几帳面な整備がゆきとどいてるからでしょーね。
しかし私はやはり貧乏性、、"ルフトハンザにのれるなんて嬉しい"…ですから。おまけにサンドイッチがでたもんで友人と2人"遅れてなかったらサンドイッチは食べれなかったね"なーんて話してた。んな、呑気な。
そして無事にフランクフルトに到着、空港では現地ツアーのスルーガイドさん(日本人)の男性が待っててくれた。そこで始めて小牧から同じツアーに参加してた人が他にもいたことを知った。
順調にツアーに参加してた皆さんはホテルで休んでるそう。
内心"ツアーが始まってたら損じゃん"て思ってたからほっとした。
※でもさ、そこをほっとするかフツー(苦笑)

ツアー日程は以下の感じだった☟

ハイデルベルク(ドイツの古都、有望な医者を生み出す大学ある)→ローデンブルグ→ネルトリンゲン→フッセン→ドイツを出国しオーストリアへ入国→ザルツブルク(モーツアルトの生誕、家がある)→ウィーン→ウィーン空港からパリのシャルル・ド・ゴールド空港→日本へ帰途

盛りだくさんな出来事
・私はサイフを落とす(無事ホテルのフロントに届けられてた)
・友人が捻挫,私はどうしても音楽家達の銅像(シューベルトベートーヴェン)を見たくて、独りでわけわからん路面電車を乗り継ぎ銅像のある公園へ行った。
・友人がウィーンのホテルに携帯を忘れたが、諦めた。
・安さの理由は雪があるから。ノイシュバンシュタイン城(ディズニーランドがモデルにした城)は湖があるはずだが、真っ白で全くわからんかった。
・ドイツ車であるベンツやアウディは大衆車、みんな乗ってるし、うちらのツアーバスもベンツ。
・レストランで素敵な男性発見、ドイツ語の本見て話しかける(笑)緊張して"写真を一緒に撮ってくれますか?"を伝えるのが精一杯だった。
いろいろありましたが、無事帰国。なんといってもツアーなのに度胸がついた。
たまにチョコレートケーキを見ると、ウィーンで有名なチョコレートケーキ、"ザッハトルテ"これを頬張る2人の顔がよみがえります。

安くても高くても知らない世界を旅してる瞬間はあっという間に終わってしまう。不思議な時空間。
*値段の高くなるのは快適さを追求してくことがひとつです
払った価値以上に経験や想いでができる。これって日常ではなかなか得られない。だから対価を払うんだろうね。

貯金もいいけど、なにか夢や冒険心をもってぱあっとお金を使うのって、時にはしたいもんです。

この旅を共にした友人へ

3人目のお子様ご懐妊おめでとう。女の子2人いるから男の子だといいね。
これから寒さが厳しくなります。風邪などひきませんよーに。
私が通ってた整体の近くとは全く気付かず、、いつか必ず再会目指すから。