ブリジットジョーンズの日記


2001年秋公開された大好きな映画、これは当時映画館で3回も鑑賞、観てるお客さんも大笑いしてたっけ(笑)
ヒロイン役のレニーゼルウィガーはこの役でアカデミー賞にノミネートされたんだけど、この年は黒人初の主演女優賞をハルベリーが受賞した。残念~。私、"コールドマウンテン"でレニーが助演女優賞を受賞するより、ブリジットジョーンズで獲得して欲しかった。それくらい難しい役なんです。

この映画の原作は、世界中でベストセラーになり女性に愛されてるもの。'95、ヘレンフィールディングがイギリスの"インディペンデント"の新聞のコラムに掲載していたのが始まり、’96に小説化された。
当時ロンドンの地下鉄では、この小説を抱えて出勤する20代~30代の女性が多勢いた。
ドジで思わず笑っちゃうような失敗をしてしまうブリジット、けれど彼女は自己嫌悪に陥っても、自分自身を投げ出さない。そんな身近なキャラクターが現代女性の心を捉えたんです。

さて、こんなに愛されているブリジットをいったい誰が演じるのか?実にレニーゼルウィガーにキャスティングが決まるまで2年の歳月がたっていた。演技力はもちろん、観客に原作と同質の共感を与えられる力がある女優でないと務まらないから慎重なキャスティングになった。
しかしレニーはアメリカ、テキサス州出身。イギリス女性を演じるのがアメリカ人の俳優なことにかなり反発があった。
しかしロンドンで映画が公開されると、エンドロールで拍手が沸き起こる。観客は、ブリジットにレニーゼルウィガーを重ね、映画を楽しんだのだ。

レニーは体重を6キロ増やし、イギリス訛りに生まれ変わり役に挑んだ。
私が思うに、日本ではこーゆー映画を作るのはまず難しい気がする。女優さんの体重の増減、訛りはともかく、ポールから舞い降りるシーンでデカ尻がカメラに直撃し、パンツ丸見え、、(笑)こんなんできる女優さんみたことないもんなー。

レニー以外の俳優さんはほとんどイギリス人俳優です。コリンファース、ヒューグラント、父親役のジムブロードメントなどなど。中でもコリンファースのキャスティングはヘレンフィールディングは彼以外には考えられないと断固主張、どうやらコリンファースが主演してた"高慢と偏見"のファンなんだろね(笑)。その影響でブリジットジョーンズの日記を完成させた経緯がある。
ヒューグラントは、セクシーでろくでなしを演じさせたら天下一品!(笑)

きっと女性が羨ましいシーンてさ、ホームパーティでマークが「I like you very much,Just as you are」てブリジットに告白するトコロ。
(☞この訳がわかんない方、まずは映画をレンタルしてみよう。)
あー私もこんなこと言われたい(笑)しかもコリンファースとってもかっこよかったな。紳士的で、まじめで。なんかそこが素敵でかわいい。(本年度アメリカのアカデミー賞にて、"英国王のスピーチ"で主演男優賞受賞)
こーんな素敵な男性に言われてみたい。映画みた女性は旦那がいようが、彼氏がいようがひとりもんだろーが、、絶対そう思う。

ブリジットジョーンズでロンドンで流行った表現が、"シングルトン"
ーー結婚に縛られず、自分の独自の世界に喜びを見出し、独立して生きていける人

あれ、私ってシングルトン?(笑)

ブリジットジョーンズっていえばトレーラーで流れたこの曲、"all by myself"
本日はセリーヌディオン版です。