最後の忠臣蔵


朝一番アーラ映画祭へ。(岐阜県可児市) 到着ギリギリやのに、トイレに行かなきゃで、ああ始まり見逃しっ、て諦めてかけこんだ。案外遠くて時間くっちゃった、平日朝はR21も混んでるもんで。まっいい訳やけど(苦笑)
そしたら、まだ上映始まってなーい。あれぇ?…席も初めてだから不安やったけど、ちゃんとスタッフの方が誘導してくれて、丁寧なこと。そして上映はトレーラー(予告ね)なしで本編スタート。
どうやら皆がきちんと座れるまで上映を始めず、待っててくれた。なんて気のきいた映画際。温かい手作り感が感じられる。お年めした方が多いからもあるかな。
席はね、昔の映画館みたい(笑)、段差がなく、脇の高さの背もたれだから頚椎ヘルニアには少々辛い(泣)もともと映画だけでない会場だからそれはそだね。なんで幅があるんで、スクリーン小さく感じるかな。次はもう少し前でみてみる。

本題ですが、"最後の忠臣蔵"、、、すんごい泣けた。ひさびさ劇場で泣ける映画と出逢った。多分、"ココ・シャネル"以来だわ。しかも中盤から、泣けた。最後は息ができなくて、苦しくなるくらい、過呼吸かってくらい、泣けた。いまだに頭ががんがんして、目が腫れてる(泣)。
歌舞伎役者の片岡仁左衛門(歌舞伎好きの友達いわく、仁左様というらしい(笑)、素敵でした。大石内蔵助役でわずかな出演でしたが、66歳⁈とは思えない。桜庭ななみさんも凛とした白い着物がとても引き立って綺麗だった。
印象的なセリフが、「武士の娘に生まれたら、淋しいとは思ってはなりませぬ」「女は恋い焦がれたらそれが全て、それが定めというもの」 「男が死ぬのを引き留められるのは、女の黒髪ひとすじ」
な~んてかっこいいセリフなんでしょう。ぐっときました。
この映画はある愛の形の物語なんです。16の女と50近くの男のね。16年の2人の絆は、恋愛の時限を越えてる存在で、それが全てなんです。だからラストも納得しましたが、それが凄く儚いのです。
これを書いてる間もまた感傷的になってしまい、涙が止まらない。どうしよう(泣)。。

この"最後の忠臣蔵",「あんたは女をわかっちゃいないわ!」…なーんて言われたコトあるそこのあなた,ちょっぉと観たらいいんかも(笑)。
☝んー。ニブイ男性ってことね。

本当に大切な人ならば、肩を強く抱かれるだけで、女は幸せなのかもしれませんね。