先進医療のススメ その1

先進医療Wikipedia:先進医療なんてまだまだ認識してる方は少ないかもしれませんね。
先進医療とは厚生大臣が認可した先進医療機関にて、先進医療技術を使い病を治す技術です。まだ日本では重粒子線・陽子線においては10箇所くらいしか先進医療施設はありません。
厚生労働省HP☞http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/sensiniryo/index.html
例えば、がんに重粒子線・陽子線をあてがん細胞だけを取り除くことが可能です。ほぼがん細胞以外に影響はないようです。

結論、開腹手術をしなくともがんを治癒することができるので、身体への不担が少なくて済みますし仕事への復帰も早い。切らなくてもよいがん治療、今後は先進医療を受けて治療を受けたいものだ。
しかし困難な点がいくつかあります☟

❶公的健康保険が使えない  つまり全額自己負担
先進医療技術の平均技術料金は300万前後です

食道がん胃がん乳がん・大腸がん等の部位には重粒子線や陽子線はあてられない
*臓器の壁が薄くリンパや血管などにあたる可能性が高く危険な為

重粒子線・陽子線の先進医療機関が日本には約10箇所しかしない為、通院や入院が困難

❹先進医療の認定内容は厚生省が変更、見直しすることは都度十分考えられる

ちなみに岐阜県には重粒子線・陽子線の先進医療機関はありませんが、今夏完成した名古屋の陽子線治療センターがついに来年3月に診療開始される。
岐阜県からだと一番近くに先進医療機関ができたことになる。(福井県にもあります)これは先進医療の認知度をあげること、患者のみなさんが自分にあった治療方法を選択することにおおきな意味があります。

では、上に列挙した問題を解決するには?

❶の解決策
現在先進医療技術料金を保障してくれるのは民間の医療保険に存在します。
特約で付加するのですが、現在はまだ先進医療を受ける患者が少ない為毎月100円前後の付加料金です。
この特約は各社違います、10年で見直しされる会社もあればずっと終身で保険料が変わらぬ会社もあります。
医療保険にはいってる方は、先進医療特約がついているかどうかを確認してみてね。

❷の解決策
こちらは先進医療技術の進歩に期待するしかほかないでしょう。
ちなみに乳がんの先進医療技術の研究で力をいれているのは、鹿児島指宿にある"財団法人メディポリス医学研究財団 がん粒子線治療研究センター"の先進医療機関です。
http://www.medipolis-ptrc.org/m-sitemap.html
女性のがんで一番発症率の高い乳がんを、将来乳房を切らずして治療ができればと思うととても期待してしまいます。ぜひ今後も注目したいところです。

❸の解決策
まずはきちんと貯金をして万が一に備えることはみなさんも承知していらっしゃるはず。しかしやはり遠方となると宿泊費や新幹線やタクシーなどを使うことになります。貯金があってもがん治療で先進医療技術をうけると、平均週に3〜4回、それを数ヶ月通うことになればかなりの出費です。
医療保険では各社保険会社が先進医療をうける際に技術料金とは別に給付金を設けていたりします。
がん診断給付金・がん通院・先進医療一時金などです。
ちなみに先進医療技術特約に先進医療機関にいく為の交通費や宿泊費を請求できる医療保険もあります。
あいおい生命の"新医療アルファ"はタクシーも使っていいそうです。最低保険料1500円からなので、お守りに備えるくらいの予算が組めたらオススメです。

先進医療についてはおいおい連載していき、いい情報をUPします。

んじゃ☆彡