Xファイル No.16 〜 あまった電気を捨てるとき


Q:グラフの❸のときはどうなっているの?

A:夜中には、寝ねている人が多いから、電気の使用量しようりょうがぐっとすくなくなってしまって、それでも、 原発は止めることができないから、発電量はつでんりょうの方が多くなってしまうわけ。つまり、電気があまってしまうのね。そこであまった電気の使い道として必要になってくるのが揚水式発電所ようすいしきはつでんしょというもの。

川の上流と下流に2つのダムをつくり、夜のあいだに原発のあまった電気で下のダムから水をくみ上げて、上のダムにためておいて、昼間の電気を多く使うときに、上のダムの水を落として水力発電をするしくみ。
原発をつくるときに、必ずこの揚水式発電所がつくられているようなの。電力会社は原発と揚水式発電所の関係をみとめたがらないけど、じっさいには、原発の施設 しせつの一部といってもいいものなのよ。

Q:夜の電気をむだにしないなんて、頭いいかも?

A:でも水をくみ上げるときにエネルギーがむだになるし、その水で発電するときにもエネルギーがむだになるから、効率こうりつはとてもわるいの。  それに、川の水を上げ下げするので、川の生き物は大変な迷惑めいわくだし、大きなダムは自然を破壊はかいするし、そもそも電気をつくりすぎるからいけないんだから、原発が多すぎることでいろいろな問題があるんじゃないのかな?

Q:そうか、原発がたくさんできると、夜には電気があまっちゃうんだね。 あまった電気を揚水式発電所というところで使いきる、つまり、全体としてはむだがおおくて効率がわるいから、電気を「捨てている」といわれてもしかたがないのかな?

こちらの記事は"よくわかる原子力"より引用しています http://www.nuketext.org/indexkids.html