ヘルプ 心がつなぐストーリー

こちらの映画ポロポロ涙がこぼれました(涙)

もう上映終わりそう。主婦友がよかったって口コミなんでやっぱり気になるから。
今から鑑賞します。
感想はまた☆彡

5-2 15:50追記
昨夜各務原ワーナーマイカルシネマズにて鑑賞、レイトショーのみの上映しかなく、もう終了するとこだった。
で、内容もすごくよかったのでみておいてよかった。

舞台はアメリカ南部のミシシッピー州、1960年代。黒人差別の激しいさなかであった。

ところでわたしはほとんど本は読みません。図書館で借りるのは趣味の本で、それもおもしろみが感じられないと途中で読むのをやめます。
だから、買うなんて本はほとんどありません(苦笑)わたしが本を購入するのはとても選ばれた方なんです(笑)

そのせいか映画をとおして歴史や社会を知ることもしばしばある。
この映画もまた、キング牧師リンカーン大統領の背景の時代、でも授業ではなかなか庶民の生活様を知りえることはない。
しかしそれを学べるのが映画の世界な気がします。この作品は、実際の人々の暮らしが生々しく映像化されたものだった。

白人社会の生活は、いかに金持ちのように振る舞うかをステータスにした日常。
テーブルクロスのような花柄のドレスを普段着にし、モリモリカールのヘアスタイルの婦人ばかり。貴婦人的なおしゃべりやお茶会がまた、自分の幸せをいかに披露できるかの絶好のお披露目場となる。
この時代、女性ははやく結婚することがステータスとされ、いかに金持ちの男性と結婚できるかがその後の人生を豊にするとされた。その為女性が大学にいくのは非社交的な行動とされた。

その女性の中でもひときわアウトローなのがこの映画のヒロイン、スキーター。彼女はさすが洗練されていて、テーブルクロスはまとわない、シンプルなドレスも印象的だった。
彼女はライターになる夢をもって大学に進学し出版社での就職が決まる。
そこではじめに課せられた記事が、白人家庭に勤めるメイド(黒人女性)の日常と閉ざされた真実だった。

白人は黒人と同じトイレを使わない、借金してでもトイレ工事をする世間体の縛り。
白人家庭の女性は子供の面倒をみない。オムツは、昨日にメイドが交換してから翌朝出勤してやっと交換される。
メイドの子が進学するが入学費の足らない不足分を貸して欲しいとお願いすると、高利貸しのような言葉で返ってくる。
工事現場で働く息子がケガをしたときも、荷物のように投げ捨てられ、命を救われなかった。

スキーターは幼い頃、優しい黒人女性:コンスタンティンにやはり育てられた。
スキーターはまっすぐで、偏見のない人柄に成長した。これはやはりコンスタンティンの他ならぬ愛情を、うまく汲み取ったからでしょう。
スキーターにとっては実の母親より母親と認識していたくらいだった。

スキーターは真実を世間に伝えたい。しかし真実を伝えたがゆえに、白人社会からの仕返しが恐ろしく黒人女性は協力してくれない。家を焼かれるかもしれない、命もないかもしれない。
そんな中一人の黒人女性が勇気をふるって取材に応じた。
彼女は自分への仕返しよりも、息子を失ったこの社会へ、真実を伝えないことのほうが一生悔しい。そう感じたからである。


わたしはただちゃんとみておこう。そんな気持ちで鑑賞していた。
まだ世の中には差別・階級・格差は存在するし、残念ながら一生なくならないものかもしれません。
自分がどの立場でも存在し生きていける、平和と教育を受ける権利だけは、わたしは見失ってはならないと考えます。
そしてお金の多い少ないではなく、肌の色でもなく、思いやりの多い少ないで人として人は認め合うべきだと、そう感じました。

この映画は、最後に黒人女性が意地悪な婦人にぎゃふんといわせるところがあったり、婦人たちには仲間はずれにされてるが、ピュアな美しい白人女性と黒人女性の温かいやりとりもあり、映画全体の流れがとてもうまく構成されていました。
ぜひみなさんにも観て欲しい!が、わたしがもっとはやく鑑賞するべきでした。もう公開してる劇場は難しい。
なので、レンタルでましたら観てね♫