桜坂 〜 日本三大桜 淡墨桜へ


4.18夕方撮影 こっちのばあちゃんちの近くにある淡墨桜

*日本三大桜は☞岐阜県本巣市:淡墨桜山梨県北杜市(実相寺):神代桜福島県三春町:滝桜

2011-9.17 福島県にて福山雅治さんのライブ

うちんちからJMとばして堤防を使えば45分位でついちゃう淡墨桜
去年亡くなっちゃったけど、ばあちゃんちの近く。
ばあちゃんは春生まれ、淡墨桜のふもとに生まれたから春子って名付けられたんだろうな。

きのーは夕方まだ明るいうちに到着、公園には三脚と一眼レフカメラを携えたヒトがわんさかいた。
しかしまだ撮影する気配がない、ベンチに座り眺めてるだけ、なんでかな⁇

わたしはひとり、うっとりじ~っとぽ~っと眺めていたら、中年夫婦が話しかけてきた。
「こちらの桜は初めてですか?」
私:いえ、おばあちゃんちが近くなんでよく来てます。わたしももっと下の方に住んでるので地元なんです。
夫婦:そうでしたか~、私達は福島県から来たんですよ。
私:えっ⁈はるばる福島から?福島県のどちらですか?
夫婦:郡山です

私:そうでしたか!私来週福島にいくんです、アクアマリン福島へ。ホントは今頃行くはずでしたが、予定が入り来週になっちゃって…、もうその頃は滝桜は遅いですよね、、残念だなぁ。
夫婦:いやいや、ちょうどいいですよ(笑)滝桜はつぼみが長いんですよ。なかなか咲かない、今年は寒いからいつもより5日ほど遅いんじゃないかな~、来週ならちょうどいいですよ。

私:そうなんですか!とってもいいタイミングで地元の方に訊けてよかった!滝桜あきらめてたんですが、やっぱり見に行ってきます。
夫婦:ぜひぜひ。

私:ただ、、桜は咲いても福島の方々は見に行けるのかなって、。
夫婦:去年はね、さすがにああゆうことがあったから、なかなかそんな気持ちにはなれなかったけど、今年はね、見に行ける、元気になりましたよ。

私:それを聴いて安心しました、よかった。

夫婦:今朝は長野県の高遠小彼岸桜に行きましたが、まだまだ全然でした(苦笑)
私:あちらもいいですよね。わたしは12年前になにげなく行ったらバッチリでした(笑)
*長野県伊那市:高遠城址(たかとおしろあと)小彼岸桜は日本三大桜名所のひとつ

夫婦:私達も青森県弘前城の夜桜いったときは満開でした(笑)
私:いろいろな桜を見にいかれてるんですね~。今日はクルマでおこしに?
青森県弘前市:弘前城公園は三大桜名所と三大夜桜のひとつ

夫婦:そうなんです。でも明日消防訓練があるからもう帰らないといけないんですよ。
私:それは強行突破ですね、お気をつけて(笑)

ご主人は終始満開の淡墨桜を眺めながらまんえんの笑顔でした。きっと毎年奥さんと一緒に桜を見るのを楽しみにしてて、見事に満開だったからでしょうね。

夫婦が教えてくれました。"淡墨桜は散り際に花ビラのしんが灰色になるので淡墨桜と呼ばれる"って。
あらあらわたしは地元なのに知らなんだ(苦笑)
調べると、過去数回にわたる枯死の危機を乗り越えたそうです。
淡墨桜はけっして華やかな色はなく、一見地味な印象がある。しかしここには多くの中高年の方々が足を運んでみえる、そして人生の集大成ともいえる淡墨桜に重ねあわせているような、そんな気がしました。
淡墨桜の素晴らしさは巨木にある。この力強さは樹齢1500年を歩んできた証であります。

東京から息子さんに頼んで来ていたおばあちゃんにも話かけられました、わたし(笑)
*わたしってそんなにさみしそうなんかな(苦笑)
おばあちゃんは「これが見たかった」って。「地元だなんて羨ましいわ」っておっしゃった。
わたしは近くだから簡単にこれてしまう。けど、足腰の弱いおばあちゃんがそれでも遠くからやってくる。
その答えは、この淡墨桜の巨木を目の前に感じたい、シンプルにそれだけで感無量になるのではないでしょうか。


さて、三春町の滝桜はどうてすかね~。

フクシマの方々には、桜をみているそのひとときくらいは、3.11の出来事のかけらも忘れてほしい。

夜になるといっせいに淡墨桜を撮影しようと三脚を並べてシャッターをきりだすみなさん。
淡墨桜が夜になるとうっすら浮かび上がるシンプルな美しさを、みなさんはよく知っていたんですね。
あいぽん(iPhone)でもなんとかがんばったよ。・・・しかし淡墨桜はカメラワークが難しい、んー、腕がわるいんだ、そもそも(苦笑)