奇跡のリンゴ


7.5にモレラ岐阜で鑑賞しました。山崎努さんの演技、渋くて素敵です。

木村秋則さんは婿養子だったんですね、そしてそちらの義理のお父さんがまたできた方でリンゴ農家だったのです。そして木村さんの奥さんも健気な優しい女性です。
しかし奥さんはめっぽう農薬にカラダが敏感に反応するほど弱かった。
それがきっかけとなり、木村さんは不可能と言われた無農薬リンゴ栽培の挑戦を始めたのです。

奥さんのカラダの調子をくる日もくる日も日記に綴りました。
村中の人々からははみ出し者扱いをされました。
無農薬リンゴを作るために、リンゴが実らない年が幾度もあり、無収入になり、光熱費が払えない生活、税金を滞納せざるおえない厳しい生活でした。
子供達3人は貧乏でもくじけませんでした。それ以上に木村さんがもうダメだと諦めたときでも、"なんのために貧乏してきたんだ!"って励ます姿にわたしは涙がおさえられませんでした。

そしてリンゴの花が咲いたのは無農薬リンゴ栽培を始めた11年目のことでした。
無農薬リンゴを成功させること、それはありのままの生態系を活かす、とてもシンプルな答えだとわかったのです。

すごく感動しました。木村秋則さんの奥さんを想いやる純粋な愛情が、このリンゴの果実には詰まっているのです。

木村秋則さんのリンゴは何年も予約でいっぱいです。