XファイルNo.6 〜 半減期
■半減期って何のこと?
放射性物質は自然に放射線を出しながらこわれ、ほかの物質に変わってゆきます。もとの物質の量が半分になるまでの時間を半減期はんげんきといいます。半減期は放射性物質の種類によって違います。
例えば原子力発電の燃料になる燃えるウランの半減期は約7億年、
原爆の原料になるプルトニウムの半減期は24,000年、
1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故の時に世界中にばらまかれたセシウムの半減期は30年などです。ということはチェルノブイリ事故が原因でがんになる人がまだまだたくさんでてくるということです。
下の図は、原子力発電を続けるかぎり燃料の中にたまりつづける猛毒のプルトニウムの寿命と、人類の歴史を比べてみました。プルトニウムは24000年経ってようやくはじめの量の半分になります。キリストが生まれてからまだ2000年チョットしかたっていないのに・・・・。
24000年後地球はどうなっているでしょう? 人類はまだ滅びないでいるでしょうか?
これまでに日本の原子力発電だけでたまったプルトニウムの量は、約170トンあまりです。プルトニウムは1グラムで約5000人に肺がんをつくります。これが生き物に無害になるまでにはどの位の時間がかかるのでしょう? 計算してみてください。
*いつもイラストかわいいなって癒やされます
※こちらの記事は"よくわかる原子力"から引用しています
http://www.nuketext.org/indexkids.html